ごあいさつ
理事長あいさつ
2022年4月より、九州大学脳神経外科教授吉本幸司先生のご推挙をいただき、当院の4代目理事長として就任いたしました森岡隆人です。
私は昭和56年に鳥取大学医学部を卒業し、ただちに九州大学脳神経外科に入局しました。九州大学大学院(臨床神経生理)の4年間と米国フロリダ大学脳神経外科留学の2年間をはさみ、およそ20年間にわたり九州大学病院に勤務した後、九州労災病院に6年間、福岡市立こども病院に5年間、原三信病院に2年間勤務しました。
この間、脳神経外科の様々な実臨床を経験しましたが、特にてんかんに対する薬物・外科治療や、水頭症や二分脊椎などの小児神経外科疾患に対する外科治療について、多くの経験を積むことが出来ました。
また、初代理事長の故蜂須賀庄次先生と、二代目理事長の故江﨑正孝先生には、昭和58年に当院が蜂須賀脳神経外科医院として開設された当初から、公私にわたりご指導をいただきました。今までの経験を活かし、さらには両先生のご遺志を引き継いで、今後も地域の皆様のご要望にお応えできる病院を目指して頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
略歴
- 1981年
- 鳥取大学医学部卒業,九州大学脳神経外科入局
- 1985年
- 九州大学大学院(臨床神経生理),
1989 年医学博士
- 1989年
- 米国フロリダ大学脳神経外科 研究員
- 1991年
- 九州大学脳神経外科 助手
- 2002年
- 九州大学脳神経外科 講師
- 2009年
- 九州労災病院脳神経外科 科長
九州大学脳神経外科 特任准教授,
臨床教授
- 2015年
- 福岡市立こども病院脳神経外科 科長
- 2020年
- 原三信病院脳神経外科 顧問
- 2022年
- 現在に至る
院長あいさつ
『地域の中で、地域とともに』
1983年 故蜂須賀庄次医師が現在地に蜂須賀脳外科医院として開設、以後地域の方々に支えられて発展し規模を拡大し現在の脳外科と整形外科の蜂須賀病院となりました。
現在は96床の入院病床を有し、脳外科と整形外科の救急および急性期医療を中心に診療を行い、急性期後のリハビリ訓練にも力を入れています。
方針
地域の中でできるだけ質の高い医療を行う。
患者様が福岡市や北九州市等の都市部の大規模病院に行かなくても、住み慣れた地域の中で十分な質の高い医療を受けられることを目指します。そのために医療の質(医師の技量、医療設備、看護の質、療養環境 受診の利便性)の向上を常に追求し、各職員が研鑽を積んでいます。
地域の中で連携、協力して医療を行う。
地域の中の他の病院や診療所等の医療機関と連携し、各医療機関の得意分野を尊重し、競合関係でなく互いに補完および協力関係を築くことに努めています。それが地域の方々に無駄のない効率的な医療サービスを提供することにつながると考えます。
地域での元の生活を取り戻す。
高齢の方の入院に当たっては退院後の療養や社会復帰が円滑に行えるように、受け入れの状況に応じて柔軟に治療のゴールを設定したうえで治療を開始します。患者様のご家族や高齢者施設などとは常に綿密な意思疎通をはかって情報の共有を行い、患者様だけでなく患者様を支援する方にも納得いただける治療を行います。
勤労世代や学生の患者様に対しては、職場や学校などの社会生活への支障が最小限となるように治療を計画し一日も早い復帰を支援します。
地域の方々が住み慣れた地域の中で健康を取り戻し、一日も早く元の生活に戻れるよう最大限のお手伝いができるように努めてまいります。